山陰広告協会
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山陰広告賞2022
受賞作品

 

【講 評】
山陰広告賞 審査委員長
日下慶太

ぼくが審査委員長になって3回目。
今年は部門を新設し、応募方法をより出しやすくし、
WEBサイトも変えて、小さな改革をしてみました。
全てはクリエイターのみなさんがより出しやすく、
正当に評価されるようにという結果です。
 
とはいえ、応募作品が減ったり、
全く来ない部門があったら
どうしようと思っていたのですが、
まさかの20%アップとなりました。
それが何よりうれしいことです。
 
これからも、山陰のクリエイターさんのための
山陰広告賞でありたいと思います。
 
※作品下のコメントは日下審査委員長による講評です。

【山陰広告賞グランプリ】

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
【しまドラ】総集編
ミニドラマ『しまねがドラマになるなんて!』
広告主=島根県、制作社=山陰中央テレビジョン放送、山陰中央新報社、読売広告社、太陽企画
 

ひとつの県で一体になればこのようなことができるという見本を全国に示せましたね。まずはやっぱりドラマがいい。それに加えて、テレビから新聞への上手な架け橋、島根の魅力をドラマ仕立てに昇華するという方法、何より高い視聴率。オール島根な総合力でグランプリ。あとは、これが一過性のものではなく5年、10年と続くことを期待します。私も「大阪慶太」として出演したかった。

 


【山陰広告賞準グランプリ】

kiu祈雨
広告主、制作社=めのや
 

まずパッケージそのものの美しさに目を惹かれました。よくよく調べてみると、商品開発から販売まですべてやっている。それがすべて美しくやさしい透明感で満たされている。グランプリがオール島根で作ったキャンペーンだとすると、こちらは出雲の潜在能力を一つのプロダクトに結晶化したかのようでした。

 


【地方創生賞】

フルスイング!大人の島留学イメージビデオ
広告主=海士町役場 人づくり特命担当課
制作社=なかむらりょかんプロジェクト
 

「移住してね」「戻ってきてね」というのがだいたいの自治体です。でも、「失敗しにこい」なんていう自治体はありません。やっぱり海士町は地方創生のトップランナーですね。強いメッセージとそれをきちんと企画性をもって表現していて素晴らしかったです。
 


 

7人の中学生と7人の島民のつなぐ知夫案内
広告主=知夫村立知夫中学校
制作社=隠岐デジタルラボ ミナミデザイン
 

中学生が作った独特の感性のポスター、そして中学生が丁寧に取材して作った WEBサイト。若者のこういった活動は絶対に将来、知夫島をよくしていくと信じて、6人のおっさん審査員がみんな賞をあげたいということになりました。

 


【写真賞】

 
 
 
 
 
 
 
山陰海岸ジオパークトレイルパンフレット
広告主=山陰海岸ジオパーク推進協議会
制作社=(株)シセイ堂デザイン
 

1冊のパンフレットにこれでもかというほど膨大な量のいい写真がたくさんありました。1枚の大型ポスターにできるレベルの写真がたくさんです。その高い質と量に今回新設の写真賞を贈呈です。

 


【クリエイター特別賞】

ミナミデザイン

 
いくつかの部門賞に輝いていることが証明している高いデザイン力。さらに、「7人の中学生と7人の島民のつなぐ知夫案内」にみられるプロデュース力、この2つがあることがミナミさんの素晴らしいところです。

 


【新人賞】

森脇佑太

 

パリティさんからたくさんいい作品が出ていました。その中でも森脇さんが活躍した新聞広告 NEW NORMAL での美しい紙面が特に印象的でした。

原香織

 
お湯かけ少女イラストを描いたのが原さんです。瑞々しいデビューです。これからイラストの力でどんどん山陰を盛り上げていってほしいです。
 
 

 

部門賞

 
 

新聞雑誌

 
金賞

 

となりのリアルを聞こう
 

広告主=第一三共ヘルスケア、森永製菓、サントリー、養命酒製造、日本サムスン、HJホールディングス、サラヤ
制作社(者)=(株)山陰中央新報社、(株)電通、CPU
 
銃を登場させたり、性教育のことを描いたり。デリケートなものを登場させてギリギリ攻めている姿勢がいいですよね。新聞広告っぽくなくてよい。確かに若い子が振り向きそう。

 
銀賞

 

第69回全日本広告連盟山陰大会 記念特集
 

広告主=協賛各社
制作社(者)=(有)パリティクラブ
 
ビジュアルもいいし、文章が伝える内容もいい。金にするか非常に迷いました。ただ、全体として記事広告のように情報量が多かった。1枚の広告としてもっとパンチの強さがあればよかったです。


テレビCM

 
金賞

 

「いちい」ビート篇
 

広告主=(株)いちい
制作社(者)=(株)山広松江支社、(株)TKWORKS
 
なんでおじいさんがサンプラーさわってるねん!なんで孫が出てくるねん!なんで居間でやってるねん!いちいってなんやねん?といちいちツッコミました。

 
銀賞

 

しまねの温泉PR動画
 

広告主=島根県観光振興課
制作社(者)=(有)パリティクラブ、(株)TKWORKS
 
あなたも神ぃんぐ!という神々しいコピーにやられました。島根でしか書けないコピーです。いちいといい山陰らしからぬ押しの強さがCMにはありますね。


ラジオCM

 
金賞

 

「山陰神話・ヤマタノオロチ」篇
 

広告主=トヨタ自動車(株)
制作社(者)=(株)エフエム山陰
 
40秒で八岐大蛇がケータイを充電させろとやってきてそれをスサノオが倒してと商品のAQUAが登場。破天候で目まぐるしい展開なのに最後まで聞かせてしまうところがすごいです。

 
銀賞

 

「優しい一歩を踏み出そう」
 

広告主=(株)エフエム山陰
制作社(者)=(株)エフエム山陰
 
脚本そのものもよかったのですが、思わず映像が見えそうな、音の作り込みがすばらしかったです。音がつくるやさしい世界がありました。


ポスターアーバンアド

 
金賞

 

松江しんじ湖温泉
開湯50周年ポスター
 

広告主=松江しんじ湖温泉旅館協同組合
制作社(者)=(株)Birdman島根支社、(有)ノード
 
まるで初恋のようなアートディレクション。お湯かけ少女にときめいてしまいました。温泉なのに温泉ぽくないのがよかったです。この初恋の心を沈めるためにはしんじ湖温泉に入るしかないのだろうか。

 
銀賞

 

海士のごとばんさん
島民劇ポスター
 

広告主=後鳥羽院顕彰事業実行委員会
制作社(者)=ミナミデザイン
 
島民の劇なのにアングラ劇団のポスターのよう。たくさんの文字情報をついつい読ませてしまうデザインもすばらしい。金とは対照的なこってりのポスターです。あと島民のあふれるパワーが1枚にこめられているようでした。


パンフレット

 

 
金賞

 

広報誌「えにし」
 

広告主=島根県立中央病院
制作社(者)=(株)山広株式会社
 
表紙はシンプルでかっこいい。裏表紙はお医者さんのユーモアあふれるプライベートが見えたり、4コマ漫画があったりと、病院の冊子なのやわらかい。全国の病院がこんなことしてくれたらいいのに。

 
銀賞

 

企業紹介冊子「MACHI TERASU」
 

広告主=(株)ONE TERASU
制作社(者)=(株)ONE TERASU
 
イメージも業務内容もバラバラの企業、それを統一感をもって一つのパンフレットにしているところに、製作者の力量を感じました。しかも作ったのが学生さんたち。山陰の就職が増えそうな気がします。


SP

 

 
金賞

 

2021年版 寿庵カレンダー
 

広告主=大山ゲストハウス寿庵
制作社(者)=NPO法人くらしアトリエ
 
大山への愛、ゲストへの愛、ゲストハウスへ愛。小さなカレンダーに大きな愛情を感じました。コロナ禍の温かい工夫を応援したい。

 
銀賞

 

オンラインイベント
 

広告主=ふるさと島根定住財団
制作社(者)=(有)ノード
 
さわやかでキュートなビジュアルもさることながら、ジビエやアイスを食べながらオンラインイベントに参加させるという、コロナ禍の逆境にもかかわらず工夫している点がよかったです。


パッケージプロダクト

 

 
金賞

 

「DAISEN SOUP BAR」
 

広告主=(株)プリムローズガーデン
制作社(者)=(株)キサ・クリエイティブ
 
まず、商品名に打ち消し線を入れるというロゴが斬新だったのと、スープそれぞれの色を生かしたパッケージがよかったです。大山の恵みがつまったよいパッケージです。

 
銀賞

 

竹炭焙煎珈琲
 

広告主=(株)タイズ
制作社(者)=(有)あっぷるはうす
 
竹炭なので竹の中に珈琲が入っている。単純な発想ですが、竹の缶作りはいろいろ大変だったと思います。ずっと持っておきたくなる竹の缶ですね。かぐや姫生まれないかな。


デザイン

 

 
金賞

 

加藤完一商店 ブランディング
 

広告主=(株)加藤完一商店
制作社(者)=engine
 
なんともいえない不思議なロゴが展開していく気持ちよさ。隅々まで行き渡ったアートディレクションが素晴らしかったです。服が欲しくなりました。加藤完一さん、XLのポロシャツ出してください。

 
銀賞

 

大空高等学校 校章コミュニケーション
 

広告主=北海道大空高等学校
制作社(者)=ミナミデザイン
 
平面だけど立体的なロゴ。状況によって変わるロゴ。とても斬新なアイデアです。山陰の人がオホーツクの仕事もしているというのもまたよいですね。


動画

 

 
金賞

 

800年後のあなたへ
 

広告主=後鳥羽院顕彰事業実行委員会
制作社(者)=後藤章治
 
映像部門はハイレベルな戦い。その中で圧倒的なクオリティでした。美しい映像はどこにもたくさんあった。でもそこに強いアイデアや言葉がある作品は少なかった。800年の過去と本当につながっているかのようでした。圧巻です。

 
銀賞

 

自然に遊ぶ。自遊に学ぶ。有福温泉
 

広告主=有福温泉振興会
制作社(者)=(株)FabricArts松江支社
 
不思議な読後感の作品でした。こちらも時空を越えていましたね。この物語が完全には理解できなかったのですが、とても惹きつけられました。ドラマ仕立ての中にうまく観光名所も紹介していましたね。


インタラクティブ

 

 
金賞

 

(日本酒オーナークラブプロジェクト)

 
広告主=(株)みたて
制作社(者)=(株)SASI、sengoku design 
 
美しい日本酒のホームページなのですが、商品の紹介に終わらずに日本酒から地元の文化を紐解いていて、地元を旅するツアーまで開催してしまう。すごいコンテンツの量のホームページです。

 
銀賞

 

住まいの専門店 SB工業
 

広告主=(株)SB工業
制作社(者)=アイム(株)
 
いわゆる企業のカタログホームページということなのですが、人をぱっとひきつけるようなアイキャッチを丁寧に作っているし、詳細部分も写真・動画・言葉できめ細かに紹介している。山陰の中小企業のお手本になる丁寧なサイトです。


イノベーション

 

 
金賞

 

麒麟をきる
インテグラルスーツブランド KIR*WIN

 
広告主=グッドヒル(株)
制作社(者)=(株)シセイ堂デザイン
 
いつも楽しみにしている麒麟シリーズが今年はなんとスーツになった!冗談かなと思っていたのですが、実物を見るとスーツからシャツに至るまで麒麟が入っていました。しかもいい作り。また来年も麒麟に期待しています。

 
銀賞

 

カメムシ専用捕獲器
ぱっくりん
 

広告主=浜村木材(有)カメムシさん対策室
制作社(者)=(株)あしたの為のDesign、(株)ディー・エル・イー
 
これはまさにかめむしイノベーション!虫嫌いの奥様に救いの神となるでしょう。


複合

 

 
金賞

 

親のひとことがきっかけでした。

 
広告主=島根県
制作社(者)=(株)山陰中央新報社、(有)ノード、(株)TKWORKS
 
新聞広告と動画のクオリティがまず高い。そして、新聞からスマホへとの導線設計が見事になされていてとてもよいメディアの複合され具合でした。スマホに絞った縦画面映像だけという思い切りもよかったです。アクセスも多かったとのこと。
 

 
 

 
銀賞

 

柚木沙弥郎の世界
 

広告主=浜田市世界こども美術館
制作社(者)=(株)グレイスデザイン
 
いつも美術展関連の応募作品は評価に迷うのです。美術家の作品そのものがまずよいからそれは広告制作者の力なのだろうかと。ただ、これは柚木さんの作品をポスター、ちらし、サイト、しおり、さらにはオリジナルグッズにまで様々に展開している。そのデザイン展開力を評価しました。
 
 

◎作品展示

2022.311日|金|~314日|月|
10:00 ~ 16:00
米子市美術館 
第2・3展示室(米子市中町12)
TEL(0859)34 - 2424
 
 
表彰式・講評会
山陰広告協会定時総会懇親会席上
※2022年6月開催予定

 
 


 
 
2月15日(火)審査会を審査委員長に日下慶太氏を迎えてに行い、グランプリをはじめとする各賞を選出しました。
 

審査委員長

 

 
 コピーライター・写真家
日下慶太 氏 
 Keita Kusaka
 

1976年大阪生まれ大阪在住。大学時代にユーラシア大陸を陸路で横断。チベット、カシミール、内戦中のアフガニスタンなど世界をフラフラと旅して電通に入社。商店街のユニークなポスターを制作し町おこしにつなげる「商店街ポスター展」の仕掛け人。コピーライターとして勤務する傍ら、写真家、UFOを呼ぶためのバンド『エンバーン』のリーダーとして活動している。2018年6月に自叙伝『迷子のコピーライター』を出版。2019年7月に写真集『隙ある風景』を出版。都築響一氏編集「ROADSIDERS' weekly」でも写真家として執筆中。佐治敬三賞、グッドデザイン賞、東京コピーライターズクラブ最高新人賞、朝日広告賞、ゆきのまち幻想文学賞ほか多数受賞。

 
 


 
 
主催:山陰広告協会
協賛:山陰中央新報社、BSS山陰放送、TSKさんいん中央テレビ、日本海テレビ、エフエム山陰
後援:島根県、鳥取県、松江市、米子市、松江商工会議所、出雲商工会議所、安来商工会議所、米子商工会議所、境港商工会議所、鳥取商工会議所、島根県商工会議所連合会、鳥取県商工会議所連合会、NHK松江放送局、NHK鳥取放送局、朝日新聞松江総局、読売新聞松江支局、毎日新聞松江支局、日本経済新聞社鳥取支局、産経新聞社、中国新聞社、しまね広告業協会
協力:山陰広告協会会員各社
 
 


 
 

山陰広告賞について

 
広告文化・技術の向上と地域振興を図ることを目的に「島根広告協会」が、1977年「島根広告コンクール」を開催したのが「山陰広告賞」の始まりです。
1983年に広告技術の一層の振興を目指して電通から審査委員長をお招きし、名称も「島根広告賞」へ変更。さらに2019年には「山陰広告協会」へ改称し、山陰両県を対象とした「山陰広告賞」として実施することになりました。
毎年、その前年1年間に山陰で制作された広告を集め、その中から優れた作品を表彰し、一般にも展示いたします。